食べすぎは胃の中が火事・・!?☆
2021年が始まりましたね。
大変な年明けになりましたが、今年も免疫力を上げて、たくさん笑って過ごしたいと思います。
さて、最近食べすぎちゃって・・という方はいらっしゃいますか?
こう毎日寒いと、つい食もすすみますよね。それに寒いからと身体を動かさずにいると、あっという間にウエストが大変なことになります。
身体が重いとなんだか調子もいまひとつ・・
薬膳では昔から「冬は大根、夏は生姜」という言葉が伝えられています。
食べすぎや着込みすぎで、身体に熱がこもりやすい冬は「大根」を食べ余分な熱を冷まし、冷たいものの摂りすぎでお腹が冷えがちな夏には「生姜」で温める、そんな習慣です。
身体に熱がこもるとどうなるかって?
げっぷが出たり、吹き出物や口臭がひどくなったり、それからなかなか疲れがとれない、朝すっきり起きられない、なんていうのも症状のひとつです。
これらは、東洋医学の言葉で「胃熱(いねつ)」の症状で、胃の中が熱を帯びて火事になっている状態です。食べすぎやストレスで胃に負担がかかり、炎症を起こしているんですね。
この火事を消してくれるのが大根。ちなみに生で食べるのがおすすめです。生の大根は、お腹の張りを改善したり、胃が重たい症状を和らげてくれます。
そして、軽い火事のうちに火を消しておくことがとても大事なんです。病が進んで身体の深いところまで行くと、食事で改善するのは難しくなってしまいます。
この他に胃の火事を消してくれるのは、薬膳で「涼(りょう)」や「寒(かん)」といった性質を持つ野菜たち
- 大根
- 小松菜
- せり
- 白菜
- れんこん
- 春菊
私は、ちょっと食べすぎたなぁという日には、大根おろしを作ったついでのおろし汁を、ごくごく飲んでいます。お腹がすっきりしますよ♪
それでは最後に、大根のレシピを2つご紹介します。どちらも簡単でおいしいので、ぜひ作ってみてくださいね。
《食べ過ぎた次の日のおすすめレシピ》
〇春菊のおろし和え (4人分)
春菊 1束
大根 1/3本
かつお節 ひとつかみ
醤油 大さじ2
ごま油 大さじ1
- 春菊を良く洗い茹でて冷水にとる。
- 春菊を良く絞って、食べやすい大きさに切る。
- 大根はすりおろして水気をしぼる。
- ボウルに、春菊、大根、かつお節、調味料を入れよく混ぜる。

※大根はまん中の辺りが辛すぎず固すぎずおすすめです。
しぼり汁は捨てずにお味噌汁に入れたり、そのまま飲んだりして下さい。
〇鶏肉のみぞれ鍋 (4人分)
鶏もも肉 1枚
せり 1束
白菜 3枚
大根 1/3本
油揚げ 1枚
だし汁 800㏄
醤油 小さじ3
塩 小さじ 1/3
- 鶏もも肉を一口大に切る。白菜、せりも食べやすい大きさに切る。油あげは熱湯をかけて油抜きをしておく。
- 土鍋にだし汁、醤油、塩を入れ煮立たせ、鶏肉、白菜、油揚げを加える。
- 大根をすりおろす。
- 鶏肉に火が通ったら、最後にせりを加え、まん中にたっぷりの大根おろしを乗せる。

※せりは煮すぎないように、最後にサッと加えるとおいしいです。
(おまけ)☆おいしい大根の見分け方☆
・白くハリとツヤがあり、ずっしりと重いもの
・断面のきめが細かく、みずみずしいもの
・葉がみずみずしく緑色で、付け根が茶色く変色していないもの
それでは今年も軽やかに、スキップする気持ちでよろしくお願いいたします(^_-)-☆♪