便秘にご用心
ご存知でしょうか?便秘が免疫力を低下させている事を。
大腸や小腸の腸管には免疫細胞が集まり、腸管が食べ物と一緒に入って来た異物や病原菌、腸内細菌の情報を全身に伝える役目をしています。
便秘は腸内に不要な腸内細菌や有害物がたまった状態なので、有害物の情報が全身の血液を巡り、腸管の免疫細胞や全身の免疫細胞に悪影響をもたらします。
そして、便意が不活発という排泄機能の低下が副交感神経の働きを鈍らせ、これも免疫力の低下をすすめます。
腸内環境を整え、便通を整えるためには、腸内の悪玉菌や病原菌を活動しにくくする事が必要です。

ヨーグルトやキムチ等、乳酸菌やビフィズス菌が豊富に含まれる発酵食品をとるようにしましょう。そして便意を起こさせる食べ方も大切です。
一日に一回程度の便意がある時は、自律神経の副交感神経と交感神経のどちらにも偏っていない、バランスの良い状態です。それが交感神経優位に偏ると副交感神経が抑制されて、便意が低下します。

冷え、夜更かし、ダイエットによる小食、仕事によるストレス等は副交感神経の抑制が続き、便秘の大敵です。
本来の便意を促すなら、根菜類、キノコ類、海藻類の食物繊維の豊富な食品や、酢やショウガ、ゴーヤ等の排泄反射を活発にする食品を食べて、副交感神経の抑制を改善させましょう。
またウォーキング等の適度な運動も腸を活発にさせ、それに伴い、ごぼうやさつまいもなどの不溶性食物繊維が豊富な食品をとると腸の蠕動運動が活発になり、不溶性食物繊維で便のかさが増え、自然な便意を得ることができるでしょう。

私自身の経験から言いますと、玄米食をお勧めいたします。豊富な食物繊維による腸内残留物の排泄促進が活発になり、三ヶ月ほどで8㎏ほど体重を落とす事に成功しました。
白米2に対し玄米1の割合で炊きあげ、1日一回だけ昼食の弁当で食べた結果です。よろしかったらお試しください。