痛みの原因!ダメダメ姿勢図鑑 〜イス編〜
こんにちは。街中で見かける方々の姿勢がいつも気になる外山です。
明らかに不調の原因になる姿勢になっている方を見ると「改善しないと痛くなるよ!」と思うのですが、知らない人に突然そんなことを言うのは失礼どころか怪しい人になってしまいます。
という訳で、今回は直接言う代わりに「不良姿勢=ダメダメ姿勢」がどうして痛みの原因になるのかを解説していきたいと思います!
◆脚を組む
はい、ワインにシガーに蝶ネクタイと西荻窪ではよく見るタイプのイケメンです(嘘)
【この姿勢の問題点!】
- 骨盤のねじれ
- 重心の偏り
- 背骨のねじれ
- 肩の高さの左右差
【誘発される症状】
- 首の痛み
- 肩こりや肩の痛み
- 腰痛
首から肩〜背中〜腰〜骨盤までもれなく「ねじれ傾く」ことになります。
◆浅座り・ずっこけ座り
読書中(寝てる?)の可憐な少女ですが、その後の体調不良が心配です。
【この姿勢の問題点!】
- 背骨の関節への負荷
- 骨盤(仙腸関節)への負荷
- 猫背
- あごの突き出し
【誘発される症状】
- ぎっくり腰
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 坐骨神経痛
- 肩こり、肩の痛み
- ストレートネック
腰椎の関節に大きく負荷がかかり、靭帯や椎間板を傷める原因になります。また、坐骨神経が圧迫されるため、坐骨神経痛(お尻や足の痛み)の原因にもなります。
◆内股座り
可愛いですね、脚の角度が女性らしさを強調しています。でも…残念ながらダメダメ姿勢です。
【この姿勢の問題点!】
- 内ももの筋肉(内転筋)を使えてない
【誘発される症状】
- ひざの痛み
- O脚、X脚
- 腰痛

足裏と床の摩擦と、太ももの重さで脚を閉じているので筋肉を使わなくなっています。
◆不良姿勢はなぜ身体に悪い?
上記の不良姿勢の共通点として
- 筋肉を使っていない
- 靭帯や筋肉の張力に頼っている

筋肉を使わないので確かに楽なのですが、そのかわり関節や筋肉の局所にピンポイントで大きな負荷がかかるため体調不良や痛みの原因になります。
◆内転筋を使おう
改善のために脚を閉じる筋肉「内転筋」を使えるようになりましょう!
☆内転筋トレーニング☆
- イス座り内ももにクッションをはさみます
- ヘソから下のお腹を軽くへこませます
- クッションを押しつぶすように脚を閉じる力を入れます
- そのまま10秒キープ、5〜10回繰り返しましょう
☆ポイント☆
足の間はコブシひとつ分が目安です。
クッションの代わりに丸めたタオル、柔らかいボールなどでもOKです。電車内などの公共の場であれば自分の手を挟んでも出来ますよ。
お腹と同時にお尻の割れ目(大殿筋)を閉めるように力を入れるとより姿勢を安定させやすくなります。慣れてきたら挑戦してみましょう。

デスクワークの方はこれをしながら作業をしてもいいでしょう。ちなみに私もエクササイズをしながらこの記事を書いています(笑)
いかがでしたでしょうか?もしかしたら慢性的な不調は姿勢を少し整えるだけで軽減できるかもしれません。
より詳しく知りたい方は杉並整骨までご相談ください!