肩こりは「押すな!」「伸ばすな!」
誰もが大嫌いな「肩こり」
もちろん、かの文豪「夏目漱石」が「肩が凝る」という表現を広めたということは皆さんご存知ですよね?
知らなかった方は夏目漱石の「門」を読んでみてください。
ただ、この「肩が凝る」という言葉の印象が困ったもので、「首や肩の筋肉が縮み固まっている状態」だと想像してしまう方が大半だと思います。
かく言う私も、この仕事を始めて人のカラダを触り始めてしばらくは、そう思い込んでいました。
しかし実際に、肩こりを訴える多くの方の「首」「肩」「背中」の筋肉は、縮んでいるのではなく、姿勢により引き伸ばされているのです。
イラストを見てもらうと分かる通り、どう見ても伸びきっていますよね?
でも思い返してみてください。
首や背中がつらい時に、皆さん何をしますか?
- 「ストレッチをして首や背中を伸ばす」
- 「ゴリゴリと強く揉む」
- 「ツボ押し器などで強く押す」
- 「強いマッサージを受ける」
など、心当たりがあると思います。
これ全部やっちゃだめです!!
このように伸びきっている背中側筋肉の状態を「伸長固定」と言い、逆にこの状態で縮んでいる体の前側の筋肉の状態を「収縮固定」と言います。
筋肉は強い押圧刺激を受けたり、強い伸長負荷(ストレッチ)を受けたりすると、一時的に気絶状態になり、収縮力を失ってしまいます。
「伸長固定」状態の筋肉は、それ以上伸びないように必死に頑張っているから、触ると固いのです。
そんな筋肉を気絶させたらどうなるか、簡単に想像できますよね?
「収縮固定」状態の筋肉はストレッチや適切な押圧刺激により症状改善が可能ですが、専門家でない方は、どの筋肉がどの状態なのかをしっかり判断することが難しいと思います。
杉並整骨院の得意とするところは、骨格や筋肉の配列を正常位置にもって行くことと、さらにその状態を定着させるためのコンディショニングです。
なかなか改善しない「肩こり」対処法が間違っている可能性もあります!
是非一度ご相談ください!