痛くて肩が挙げられない!四十肩・五十肩はなぜ起こるのか?
四十肩・五十肩の正式名称は「肩関節周囲炎」といい、肩関節の筋肉・腱・靭帯・滑液包・神経などの組織に炎症や癒着が発生し激しい痛みと肩関節の運動を阻害します。
四十肩・五十肩の原因とは?
1)不良姿勢
デスクワークや家事・スマホ・ゲーム・手芸など長時間にわたって手を前に出した姿勢を続けることで、肩関節に圧迫やねじれの負荷がかかり周囲の組織に炎症を引き起こします。また、テレビの視聴時や就寝時に横向きでいると下になっている方の肩には自重による圧迫が加わるため損傷しやすくなります。
2)使いすぎ
物を上げ下ろしするような作業やトレーニングなどで、同じ動作の繰りかえしが続くと肩関節で摩擦が起こり、周囲組織を損傷することがあります。
3)間違った使い方
スポーツでの正しくないフォームや肩をひねって物を持ち上げるなどの動作は、肩関節に過度の負荷がかかり周囲組織が損傷する場合もあります。この時、負傷する部位によっては腱板断裂や腱炎と診断される場合があります。
4)運動不足
運動不足により肩関節の可動域が低下した状態では、洗濯物を干したり体を洗ったりといった何気ない動作で肩関節を損傷する場合があります。
四十肩・五十肩を予防するには
1)姿勢を変える!
例えば同じ姿勢が60分続いたら、立ち上がって伸びをすることや肩を大きく動かす体操をすることで、肩関節にかかる負荷を軽減できます。
以前の記事にあるプロ直伝!カンタン☆姿勢リセット術もオススメです。
2)休憩する・動作を変える!
使いすぎている肩から腕全体を休めましょう。スポーツの練習やトレーニングでは鍛える部位を定期的に変えるなどして疲労回復と共にケガ予防に努めましょう。
3)正しい姿勢・正しいフォームで!
体をひねって後ろの物を取るという動きは、ねじられて力が入りにくい姿勢ですので肩関節には大きな負荷がかかります。物を持ち上げる時は体の正面で行いましょう。スポーツでもフォームが良くないと腕力に頼りすぎることや、負荷がかかりやすい動作になります。専門家のアドバイスや鏡でのフォームチェックを行いましょう。
4)運動不足の解消、まずは簡単な体操から!
痛くて眠れない夜間痛!
・原因
腕の重さが肩関節にかかることで損傷部や神経への圧迫・牽引力が加わり夜間痛が生じます。
・対策
クッションを使って肩関節に腕の重さがかかるのを防ぎましょう。
夜間痛を軽減する方法!

根本的な改善のためには、個別の症状に合わせた施術や運動が必要になります。痛みや可動域制限にお悩みの方は杉並整骨院までお気軽にご相談ください。